僕と彼女の14年愛ストーリー

 彼女との長い長い純愛ストーリーを綴っています。
出逢いからの楽しいこと悲しいこと、激しく慈しみ愛し合った歳月を振り返りながら、12年目にして忘れられない奇跡の未来旅行を綴っています。
そして現代・・・益々愛し合う日々を送っておりますが、いつまでも仲良く過ごしながら、何気ない日常を綴っていけたらと思います。

3回目のデート その3






もう必死に恥ずかしい気持ちを抑えながら、美緒子さんに手を引かれて機械の中に入った。

いろんなスイッチを素早くベタベタ押しながら設定をしていた。

撮る準備はそろそろ整ったようだ。

美緒子さんときたら、終始ニコニコ生き生きとしていた。

スイッチを押すスピードもさることながら、押す圧力に圧倒された。チカラ強くバチバチした音が鳴り響いた!

あまりにも積極的な素早い行動であった

「は〜い!撮りますよ〜!」

「はぁ〜いもう1マ〜イ!

「は〜い!」

「最後〜!」

最後のカットは大胆にも強引に抱きついて来た!

まだまだ私の顔を直視できないくせに、ものスゴイ変わりようでした。

撮り終えて機械の中から出たら恥ずかしさが急激に増して来た。

プリクラの中はある意味密室なので、少し落ちついたが、外で仕上がりを待っている時の方が遥かに恥ずかしく、汗が吹き出し熱くなった。

こんなプリクラ撮ってる姿を、誰かに見られるんじゃないかとドキドキしたが、そもそも美緒子さんと2人切りで居る事自体が、誰にも見られてはいけない秘密な間柄なのに〜・・・。

すっかりそんな重要な事より、恥ずかしさの方が勝っていた。

そんなこんなで、頭の中がグルグル渦巻いてる中、プリクラ写真が仕上がってきた。

美緒子さんは手に取り満面の笑顔である。

「美緒子さん!早く観覧車乗りましょう!」

私は早くその場から立ち去りたかった。

すぐに建物から出て歩きながらプリクラを見せてくれた!

現在の眼が大きくなったり痩身の機能はなかったが、十分に若々しいカップルの写真であった事を覚えている。

実はその場で恥ずかしくて、プリクラをしっかりとは見ていなかった。

この日の夜、家に帰ってから持ち帰った4カットのプリクラを改めてじっくり一人トイレの中で観た。

ただただ無邪気に笑う少女のような美緒子さん・・・

あなたをこんなにも、溢れるくらいの笑顔してあげられている自分が嬉しかった!・・・しみじみ心が熱くなった。

実はまだちゃんと、この12年前のプリクラ写真は美緒子さんがしっかりと持っており、つい最近も実際に見て懐かしく当時の話をしたばかりである。

とにかく二人共若い!

初々しさ溢れ‥まさに初恋カップルのようでした。

なぜか私は無くしてしまいました。ゴメンなさい。

そして観覧車へと向かい、長い列に並んだ。

寒空の中10分ほど待って、ゴンドラに乗り込んだ。

3回目のデート その2

公園入ってすぐのところに小さな建物があり、一階にファーストフード店があった。


また何も考えていないデートで、グルメスポットなど調べてはいなかったので迷わず・・・


「美緒子さんお昼ここで宜しいですか?」


「はい!大丈夫です」


なんとも大の大人が、行き当たりバッタリのデートプランで良いのか?


貴賓ある女性をエスコートするには、入念な計画が必要だったのではないか?


こんなバーガーショップで良いのか?


申し訳ないが、私にはそういう感覚が薄れていたのかもしれない。


バブル期の若い頃は、 雑誌の完璧デートプランなど穴が空くほど見ていたのに・・・。


私は結構お腹が空いていて、アップルパイ付きのハンバーガーセットとコーラを注文した。


美緒子さんもポテト付きのハンバーガーセットにホットコーヒーだった気がする。







何を話したがあまり思い出せないが、店内がガラガラだったのを覚えている。


でもやっぱりこんなファーストフードじゃまずかったかなぁ〜って・・・・少し反省していたら・・・美緒子さんが突然、自分のポテトを手に取り、私の顔の方に向けてくれた。


私は若い頃含めて全くそんな経験なかったのですが、とっさに私は口を空けてパクリとしてしまった・・・


美緒子さんは・・・ニッコリ笑顔!


まるで美緒子さんが、「ア〜ン」って言ってくれたかのようで・・自然に反応してしまったが、口に入れた瞬間

あまりの恥ずかしさに顔が真っ赤になったのを覚えている。


まだまだ私を直視できない彼女だったのに少しずつ大胆になっていくのが分かった。



暫くして美緒子さんは、隣りのゲームセンターの方をチラチラ見て、何かが気になっているようだった。


そして二人が食べ終わる頃、美緒子さんが・・・・


「タカシさん!ちょっとお願いしたい事があるのですが聞いてくれますか?」


「えっ?・・・なんですか?」


「たいした事ではないです。ちょっと一緒に中に入って下さい!さっきは私を騙したんだから、それぐらいのお願いは聞いてくれますよね!」


理由はわからなかったが、あまりに楽しそうに笑顔で話しかけてくるので、断わる理由が見つからなかった。


「はい!わかりました」・・・と簡単に返事してしまった。


でもいったい何をする?・・・どこに一緒に入る?

これからゴンドラに一緒に入る二人なのに〜・・・?


すると美緒子さんは私の食べ終わったトレーを素早く抱えて


「それでは行きましょう!」


彼女はスタスタ歩き出した。


すかさず私も慌てて後を追いかけたのだが・・・・


彼女の進む方向に、ある機械を発見し、身震いがした・・・


「しまった!ヤラれた!」・・・・・心の中でそう叫んだ!


隣りのゲームセンターの右奥のプリクラの機械の前で、美緒子さんは私を振り返りニヤニヤしていた。


「ごめんなさい!それだけは勘弁してください。私は生まれて一度もこんなの撮った事ありません」


私はひたすら謝り、必死に抵抗したが、美緒子さんはまったく耳を傾けてくれず、機械操作の説明文をしっかり読んでいた。

やる気マンマンだった。


「約束ですものね!」・・ニコニコ!


若いお嬢様のお子様が居るだけ合って、とても操作には慣れているようだった。


現代の進化したプリクラから比べるとたいした事なかったと思うが、そういう問題ではなかった。


私は美緒子さんに導かれるまま、ボックスに吸い込まれて行った。


もう顔から火が出るくらい恥ずかしかった。


「タカシさんの生まれて初めて体験が一緒に出来て嬉しい〜・・・」


美緒子さんは、ルンルンモード全開だった。

3回目のデート その1

初デートから1週間後の2月15日10時、美緒子さんの住むひとつ先の駅のスーパー駐車場で待ち合わせした。

今日は時間ピッタリに現れた。クルマに乗り込むと直ぐに手を握った。美緒子さんも強く握り返してくれた。





まだ3回目のデートだか緊張感は消え、すっかり仲の良いカップル・・ 2人だけの世界・・・ほんわり空間に包まれていた。

なぜかクルマは私の会社の駐車場に向かっていた。今日の行き先はまた都内の公園である、そしてその公園には先週よりも大きな観覧車がある。

何かしっかりした目的が二人にある訳ではないが、寒空の景色がまた素晴らしい事は間違いないと思っていた。

40分程で着いて、会社の駐車場に止めて電車に乗った。

私鉄から地下鉄へと直接乗り入れる便利な列車でした。

でも土曜日の午前中それなりに混んでいたが、ラッキーにも一人分の空席があり美緒子さんを座らせた!

私も前に立つ事ができて、しっかりつり革に掴まりながら美緒子さんを見つめた。

でも美緒子さんときたら、全く下を向いたままだった。

もちろん無視していた訳ではないが、車内で彼氏の顔を見上げるのは、今の彼女には、まだまだ恥ずかしかったのでしょう!

そして暫くして私はつま先で、彼女のブーツの先をチョンチョンって突いた!

彼女はピクンと反応して、顔を上げた。

私はそれから、自分の指先で自分のホッペを突き、次に車内広告のタレントの写真を指先で指した!

そして口をパクパクさせて、実際声を出さなかったが・・・どっちがタイプ?

と・・・繰り返し尋ねた?

美緒子さん「・・・・・⁇」

もちろん意味がわからない。わかるはずない!

それなのに真面目な美緒子さんは必死に、私が何を言っているか理解しようと、私の顔の表情、口の動きを真剣に食いるように見てくれた。

私の目的は達成された!私は美緒子さんをしっかり見つめることができた。

そして都内の中心部に来たところで、2人並んで座る事ができた。

二人共コートを膝にかけて、コートの中ではしっかり、手を握り合っていた。・・・それも両手でしっかりと・・・。

そしてさっきの口パクで伝えたかった意味を話ししたら、美緒子さんは顔を真っ赤にして悔しがった。

もちろん本気ではないが、怒っている顔も可愛いかった。

そんな高校生でもやらない、くだらないやり取りをしている内に目的の駅に到着した。

ちょうどお昼を迎えた。

なぜか私は結構お腹が空いていた。